【ソファー分析】座面が落ち込むソファーの中はどうなっているの？

お客様にソファーの買い替えをしていただき、
その際に処分のため引き取ってきたソファーを勉強のために分析してみました。

１５年くらい使われていたというアクタスさんのFivebyFive黒の本革のソファー
スタイルの良いカウチタイプ
本革の厚みもしっかりあり、座面のクッションの重みはかなりありました。
あと本革の質も縫製も悪くないです。
本革のソファーが２０万～３０万台で手に入というのはお安いです。

お客様が
『座ると座面が落ち込んで立ち上がるのがしんどい』とおっしゃっていた通り
座って見るとかなり座面が落ち込みます。

なぜ落ち込むのか？裏を開けてみました。

ウェービングテープがダルダルになっています。

ソファー本体の木枠自体は無垢材と合板と書いてあり
持った感じでは重さもかなりあったので
無垢材と成形合板を使った頑丈な作りです。

精製している木材とされていない木材が混ざっていますが
無垢材率が高いので丈夫さはかなりのものだと思います。
底部分のべースとなる木材は、けっこういい質の物を使っていますが
その他の部分はそこまでいい質の木材ではない。 でも十分です。
フレーム造りに関してはこの値段帯なら文句なしだと思います。

薄めのウレタンが1枚入った上にフェザーとチップウレタンの混合したものが置かれている造りです。
このウレタンの質はふつうです。良くも悪くもないです。

このフェザー＋チップウレタンの混合は 決して悪くないんですよ。
フェザーだけよりもコシ感が出て、耐久性もあるんです。
座面の造りはまずまずで柔らかめの方です。

このウェービングテープの品質と 張り方があまりよくないのかな？
張る間隔もちょっと広い。
ここは、かなりの手抜きのように感じます。
国産ソファーはもっと丁寧です。
特に栗田家具で選んでいるソファーメーカーはもっともっと丁寧です。

あの座面の落ち込みはこのウェービングテープの質と張り方が原因。

座面の中材ももうちょっと品質を上げれば
正直もっとボロかと思っていたのですが
なかなか悪くないなという印象でした。

大手メーカーが手掛けているだけあり
お値段の割にはかなり良いフレームの造りなんです。
これにはけっこう驚きました。
でも、その他の部分で丁寧さがないと感じます。
手が抜けるところは抜いている。
値段と品質のバランスです。

やはり東南アジア製は日本製と比べて物造りの丁寧さが欠けているというのが印象です。
大手が手がけているので東南アジア製でもまだこのくらいの許される品質なのだと個人的には思います。

 

モノやそのモノを置く空間や環境から
脳や心・健康・家族関係・人間関係に影響があることは
科学的に研究され、わかっています。

そうなると、一度買うと何十年と使い続ける家具が
カラダやココロに影響を与えるはずです。

長く使っていただく家具・毎日使う家具を通して
皆様がココロもカラダも健康で、幸せに暮らせる
空間づくりのお手伝いがしたいと思っています。

自分の心と自分の暮らしたいがわかれば
本当に理想の家具に出会えます。

まとめ

空間が変われば人生も変わります。
栗田家具の商品は、品質にもこだわり厳選しております。
今お持ちのものに合わせて、
トータルでご提案もさせていただきますのお気軽にご相談くださいませ。

あなたにとって快適な暮らしとは何か？
それには何を基準に選んだらいいのか？
長く使う家具です。毎日一緒に過ごす家具です。
私たちがご提案する家具で、お客様が快適に暮らして頂けるようになります。

お客様のお部屋の雰囲気に合わせた提案をさせていただきますので、いつでもご相談ください。

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