おはようございます。

KURITA家具の栗田です。

前回に続き、修理した商品のご案内です。

こちらは、つい最近、修理したばかりの商品です。

椅子の張り替えです。

(張り替え前の写真)

単純に、椅子の張り替えだと思われますが、

椅子の張り替えが、一番、手間が掛かります。

椅子の張り替えの時、

当社は、まず椅子本体の強度を確かめます。

大体、張り替える頃には、椅子は必ず、

本体にぐらつきや、破損が出ています。

今回のこの椅子も、生地の破れもさることながら、

本体のぐらつき、割れが非常にひどい状態でした。

これらの場合、まず、

本体の生地を椅子屋に持って行きはがし、

フレームを修理する為に、

修理工場に持って行き、補強と組み直しをします。

(修理工場から組み直した状態の写真)

それから、組み直して、補強した後は、塗装が取れているので、

塗装工場に持って行き、全体塗装をします。

(塗装工場から帰ってきた写真)

ピカピカな状態で、新品同然です。

そして、最後にまた、椅子屋に持って行き、

張り込みをします。

と言った感じで、非常に手間と時間が掛かります。

(張り上がった状態)


今回は、お客様が、かなりこだわりのあるお客様でしたので、

本革と鋲をイタリアより取り寄せ、張り込みました。
革は、アニリン仕上げのアンティーク加工の本革で、
鋲は、真鍮鋲を使い、11つ職人が手打ちで仕上げました。
すごく、綺麗な出来栄えにお客様も大喜びでした。

現在、他のお客様の御依頼で、

ダイニングチェアーも、
同じ革、鋲を使い、張り替え中です。

張り替える前の写真を取り忘れたので、

Beforeをお見せすることが出来ないのですが、
綺麗な布張りでした。
お客様が、当分、張り変えないで済むようにと、
本革を選ばれ、ボタン止め仕様にしてほしいとの依頼でした。
まだ、張り上がっていないのですが、椅子屋に寄った時に、
途中まで出来ていたので、写真だけ撮ってきました。

椅子が、最高級のFratelli Radice 社の商品ですので、
かなり気合を入れて、椅子屋と綿密な打ち合わせをしました。
ボタン止めの位置を決めるだけでも、色々と迷ったのですが、
張りあがりを見て、大満足です。

他にも色々な修理をしています。

あまり写真に撮っていなので、
今後は、出来るだけ撮ってご紹介する様に致します。
現在も、ソファー何本か張り替え中ですので、
出来あがり次第、ご案内します。
修理等がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。