こんにちは

以前に山口県光市のお客様を訪問した帰り道のことー
いつもと違う道で会社までの帰路の途中、
完全に道に迷ってしまった事がありました。

まわりは、見渡す限り山しかみえない風景。

まるで犬のように自分の嗅覚だけを頼りに
車を走らせていたところ、
偶然に、この記念館に出会いました。 

もともと、明治から昭和初期にかけての
洋館がとても好きな私は、
思わず車を降りて見に行きました。

あまり時間がなかったので、
館内には入ることは出来ませんでしたが、
取り急ぎ撮った写真を紹介します。

伊藤博文公が基本設計をし、
明治42年に着工、翌年5月に完成。
しかし、ご存知のように伊藤博文公は、
明治42年にハルビンにて
凶弾に倒れた為、
この建物を見ることはなかったようです。

今まで私が目にしてきた洋館は
(阪神間の地域のものが多いですが)
どちらかと言うと贅を尽くしたものが多かったのですが
この建物は、外観を見る限りは、
それほど豪華な装飾があるわけではありません。

でも、どこか安らぎを感じる趣のある建物で
しばらく眺めていると、ゆったりと心が落ち着いて
穏やかな気持ちになりました。

周囲の自然豊かな風景が
余計にそう思わせるのかもしれません。


奥に隣接するレンガの建物が資料館で
さらにその奥には
伊藤博文公の生家を再現したわらぶきの家も
見ることが出来ます。


ちょっと心が疲れた時があれば
次回はゆっくりと時間を取って
癒されに行こうと思います。

ただ、また道に迷わないと
たどり着けないかも……..。

                      シンキ でした。