こんにちは

何回か前のBLOGでランプを何点か紹介しましたが
今回は、ひとつのランプをピックアップして紹介します。

ベースの磁器に真鍮の飾りが施されています
磁器の深みのある色が質感をUPさせています


左右の飾りの 

この顔の主は、ギリシャ神話に登場する半人半獣の自然の精霊である サテュロス だろうとの事。
 
そこで、サテュロスについて調べてみたところ、彼が
描かれた2枚の対照的なな絵を見つけたので、紹介します。

ニンフとサテュロス(WILIAM ADORF 1873)

農夫とサテュロス(JAKOB JORDAENS 1620)

確かにどちらも、上半身は人間で下半身は山羊?
ランプの顔は、山羊の角とはっきり分かるけど
絵では、角の代わりに小さな骨の突起物がある。
とがった大きな耳、長く巻いた髪、立派な顎ひげ等
は同じやから、やっぱりサテュロスか……….

それにしても、農夫とのサテュロスは獰猛で怪物的な
姿なのに対して、ニンフとのサテュロスは若くてたくましい
姿でモテモテなのが対照的でおもしろい。


サテュロスの 顔 は、好き嫌いあるでしょうが
ランプとしてはとても綺麗な造形を
しています。よかったら見に来て下さい。

シンキ  でした。