こんにちは

少し前ですが、今月の17日は阪神大震災から17年目の日。
当時、神戸市に住んでいた私たち家族は被災しましたが、
幸いにも命を奪われることはなく、色々とあって現在は
広島市に生活の基盤を置いています。

今でも自分の心の中で悔いが残っているのは、地震後の
神戸の街で生活をする中で、自分たちの生活を維持することで
精一杯で、もっともっと大変な人への手助けが出来なかった事。
振り返れば、たとえ微力でも、もう少し何か出来たのでは? と
毎年この日になると想い、弱い自分を嘆きます。

せめてもと、毎年震災の起きた5時46分には手を合わせて
黙祷をしているのですが…..

同じように、広島に来てからは8月6日の原爆記念日には
黙祷をするようになりました。

そして昨年末に、広島に来てから10年以上経つのに
恥ずかしながら初めて、原爆慰霊碑に
手を合わせに行きました。

平和公園の中をゆっくりと歩きながら、原爆ドームから直線上にのびた場所に
位置する原爆慰霊碑の前に立つと、その場の空気が”平和の尊さ”を語って
くれる気がしました。丹下憲三さん、イサムノグチさんの建造物の美しさにも
、とても感動しました。

今も、世界中で 人と人 の争いは耐えませんが、その当事者にこそ
この場所に立ち、”何かを感じ取って欲しい” と個人的に願います。

                            シンキ  でした。