こんにちは
KURITA=輸入家具 というイメージが強いのかも
知れませんが、国産メーカーの商品も取り扱います。
そして、家具だけに限らず、照明、カーテン、壁紙、修理
などお部屋づくりにかかわる事を、多岐にわたり
ご提案させて頂いています。
先日、お客様よりご依頼のありました国産の
ダイニングチェアーの修理内容をご紹介します。
10年以上ご使用になられたダイニングチェアーの
座り心地が悪くなってきたとの事。 拝見したところ
写真のようにウレタン(座面内部のクッション的な
役割を果たすもの)が、かなり凹んでいる状態でした。
座面は、座る箇所が一定の場所になる為、長年使用されると
どうしてもその部分だけが凹んできてしまいます。その状態で
腰掛けると、お尻が沈み込みすぎてしまい、その影響で
首、背中から腰にかけての ”S字カーブ” が崩れてしまい
座ると疲れる=座り心地が悪い となると考えられます。
座面の裏側(BEFORE) 座面の凹みをささえるベルト、スプリング、板 などがないため、凹みが出来てしまうと、 加速度的に座面が沈んでいったと考えられます。 |
座面の裏側(AFTER) そこで今回は、ウレタンの凹みを 受け止める板を裏側に取り付けました。 |
そして座面内部のウレタンを交換し、凹みすぎない
元どおりの座面の堅さに戻し、張生地も交換しました。
今回お薦めした張生地 |
今回は、北海道の旭川で作られた無垢の木の質感を
しっかりと感じることの出来るチェアーなので、張生地も
出来るだけ自然素材の糸を使った生地をご提案しました。
今回お客様が選ばれたのは 一番手前の生地。 ウール70%、ナイロン30%の 素材感たっぷりの張生地。 |
修理前のダイニングチェアー |
そして修理から帰ってきたのが、こちら
座面内部を少し堅めの仕様にした為、座面高が
約2cmほど上がりましたが、座り心地は
大きく改善され、とてもご満足いただきました。
生活の中で、身体に触れる機会の多いチェアー。
少しの手直しで生活の質が大きく向上しますので
”毎日使いながら気になっている” という方は
どうぞご遠慮なくご相談ください。
シンキ でした。