こんにちは

一昨日、中四国地方に ”春一番” 吹きました。
今日も自転車で通勤の途中で、桃の花が咲いているのを
見かけ、春が少しづつ扉を開けてくれているのを感じます。

ところで、私は、お客様のお部屋づくりのお手伝いを
させて頂く時は最初にまず ”テーマ” や ”イメージ” を
持つように心がけています。 

そのきっかけは、6~7年程前に
お部屋づくりのご依頼を頂いたお客様から
「 宇宙をテーマにした部屋にして欲しい! 」と言われた事。
最初は ”難しいな?” と思いながらも仕事を続ける内に
テーマに沿って雰囲気づくりをする事で、悩むことも、ぶれることも
少なくなることに気づきました。それ以来、自分の中で
何かひとつイメージする ”ことば” を持ちながら
お部屋づくりをさせて頂くのが習慣になりました。

今回お手伝いさせて頂きましたお客様のイメージは ”春”。
早速、お部屋をご紹介します。

カーテン施工前
カーテン施工後

レースを主役、ドレープを脇役と考え、レースは繊細で可憐な刺繍の
施された生地に、ドレープはレースを引き立たせる為に無地のやや
光沢感のある生地にしました。柔らかい、優しいイメージを強調する為
レースの裾は優しい動きのあるものにし、トップのバランスの裾も
その動きに合わせました。また、このドレープ生地はリバーシブルなので
トップバランスは裏地を、ドレープカーテンは表地を使用して、
グラデーションをつけ、色でも動きをだしました。

また、フロントにレースをかける事で、夜ドレープを閉めた後も昼間とは
また違ったレースの表情を楽しんでいただけます。レースとドレープの
丈を同じ寸法で製作しましたので、時には、前後を吊り変えて雰囲気を
変える事も出来ます。

次は家具を配置するまでをご紹介。

家具配置前

そして家具、ミラー、カーペット、調度品などを設置した後がこちら。

お子様が三人、ワンちゃんが二匹いるにぎやかなご家族なので
家具の配置は人の動線が詰まらないよう考え、あえてソファーには
テーブルを組まずに、ネストテーブルを必要に応じて必要な場所で
使っていただくことにしました。

今回、お部屋づくりのお手伝いをさせて頂いたお客様の
場合は、色とりどりのお花が咲き乱れる ”春” が私の中での
”ことば” でした。 たまたま、時期的に そう 感じたのかも
知れませんが、昔からKURITAにご相談を下さっているこちらの
ご家族の印象は、可憐で柔和な ”イングリッシュガーデン” 
を想わせるような印象なのも理由です。

くしくも春の訪れの少し前に、一足早く春を感じる事の出来る
お手伝いをさせて頂き、感謝です。

シンキ  でした。