こんにちは
ソファー再生の2回目。
ラタンのフレームのソファーをお使いのお客様から
ご相談をいただきました。
デザインやサイズなどは、お部屋に対してバランスが
いいので、とても気に入っているが、座り心地が悪いので
ほとんど座ることがなく、飾りのような状態になっている! との事。
そんなお話をお聞きして、それはあまりにももったいないので
使えるようにしましょう! との運びに。
BEFORE |
BEFORE |
フレームは頑丈で丁寧な編みこみが施されており、リゾート感が
溢れるとてもいいソファーです。 ただ座面と背面のクッションの
中身はとても柔らかく、座面の奥行きも深いので
確かに、これではあまり長い時間座れないと感じました。
さらに
ベースの座クッションを置く部分が、3人掛けで約5㎝、1人掛けで
約3㎝ほどの落ち込み(くぼみ)があり、まずは、この部分を
フラットにする必要が……。
職人さんと色々と考えた結果、座クッションの下に座布団のような
形状の薄いクッションをつくることに。 その薄いクッションは、下面は
”くぼみ” を吸収する”お椀”のような変型に、上面は
フラットにして、全体の形状を整えることに!
そして出来上がってきたのが、こちら
AFTER |
張り生地には、英国 OSBORNE & LITTLE社の
”エッチング&ローズ” を使いました。麻49%、綿38%、ナイロン13%の
自然素材な風合とリゾート感たっぷりの柄が、ソファーとの相性ぴったりでした。
1人掛けチェアーは、4脚のうち2脚を同柄のイエローにして、
少し動きを出しました。 ベースは、移動せずにクッションだけを換えれば
お部屋の中で、色の動きも楽しんでいただけると思います。
単なる ”お飾り” だったソファーが再生した事によって、この場所が
新たな ”くつろぎ” や ”団欒” の空間になれば幸いです。
シンキ でした。