こんにちは
ことは多いですが、今回ご紹介する方の場合は
初期の設計段階からお話しをさせて頂き、
家具と家を同時に考えながらお部屋づくりの
お手伝いをさせていただきました。
つまり、家が完成してお部屋を見てから
家具選びを始めるのではなく、
そこに入れる家具をベースにして、
それに合わせて家の間取りや装飾などを
考えていく! という進め方。
室内装飾を重んじる欧米の家づくりの場面では
珍しいことではないですが、
日本では、やはり家具選びは最後にまわされる
ことが多く、欧米に比べると家具は、それ程
重要視されていない! というのが実感です。
せっかく新しく購入される家具を新しい空間に
入れるのですから、その家具が最も綺麗に見える
空間づくりをしてあげる事ができれば…。
と、個人的には思うのですが。
さて、今回のお部屋は、白色のフレームの家具を
ベースにした ” フェミニンな空間 ” がテーマ。
家具のサイズ(幅、奥行き、高さ)、色、雰囲気、などを
考慮しながらお部屋の図面を何度も変更していただきました。
そして今回、特に家具との調和を考える上で、重要視を
したのが 窓
例えばダイニングルーム。
ダイニングテーブルの真ん中にシャンデリアが
降りてくるように配置。そしてダイニングテーブルと
同じシリーズのカップボードが直線上に位置する
壁面に中心線が揃うように配置。
その配置を 基点 と定めた上で
窓が左右にシンメトリー(左右対称)にくるように
配置し、窓の幅、高さは、カップボードとの
バランスを考慮して決定。この時点で
カーテンのスタイルも片開きの
スワッグ&テールにすることに!
フローリングの材質、色や、壁紙の色、柄なども
家具との調和を考えて選択!
というような感じで、家具を 基点 とした
お部屋づくりがすすんでいきました。
そのような経緯を経て、出来上がったお部屋。
ご新築の場合は、さまざまな決め事が多く
とてもエネルギーを要する場面が多いです。
でも、この 家具を基点 というお部屋づくりだと
決め事の場面でも、おのずと選択肢が絞られるので、
迷う時間を大幅に短縮することができ、
とても効率良く綺麗な空間を作り出すことができます。
シンキ でした。