こんにちは

アール・ヌーヴォーのご紹介
2回目はサイドテーブル。

サイドテーブル
W 52 x D 52 x H 72 cm
迫力のある天板の象嵌細工

アール・ヌーヴォーはその言葉がフランス語のため
フランスでの出来事というイメージが強いですが、
実際には19世紀末から20世紀初頭に
ヨーロッパ各地で広がった美術運動。

今回ご紹介するこのテーブルは、デザインをしたのは
イタリア、シチリア出身の建築家
ERNESTO BASILE. ( 1857~1932 )

ところで、シチリアという地名を聞いて
思いだすのは、やはり ” ゴッドファーザー  ”

実は ERNESTO BASILE ゴッドファーザーには
とても深い関連性がありました。
 
観られた方はご存知でしょうが、
” ゴッドファーザー PARTⅢ ” の後半、
アルパチーノ演じるマイケルの息子アンソニーが
オペラデビューをするのが、
シチリア、パレルモにある
” TEATRO MASSIMO (マッシモ劇場) ”

そのオペラ劇場を設計したのが、ERNESTO BASILE の父
GIOVAN BATTISTA FILIPPO BASILE。

この劇場の建築には、
完成までに約33年の年月を費やされたそうなので
息子で後を継いだERNESTO BASILE もその建築には
大きく関わっていました。

親子2代で、このヨーロッパで3番目に大きな
オペラ劇場の建築に力を注がれたようです。

話は随分とそれてしまいましたが、ERNESTO BASILE
がデザインしたサイドテーブルをもう少し詳しく…..。

 



例えば東洋的な雰囲気をもった絨毯と
合わせても素敵な空間に!
 
高さのあるサイドテーブルなので、
例えば ランプ台や

  花台などの場面で活躍してくれます。

アール・ヌーヴォーという言葉は、
国によっても、その呼び名を変えます。
オーストリアでは ” ウィーン分離派 ”
ドイツでは ” ユーゲント・シュティル ”
オランダでは ” ネーウェ・クンスト ”
スペインでは ” モデルニスモ ”
そして今回ご紹介しましたのは
イタリア シチリア島でのアールヌーヴォーなので
” スティレ・リベルティ ”
スティレ・リベルティのほんの一端を
KURITAショールームで体感していただけます。
               シンキ でした。